その他|配管や配管部品に関連するその他の規格
ここでは、配管そのものや管継手、フランジ、バルブ、シール、試験方法など以外で配管に関連性のあるJIS規格を、英文(英語名)とともにリストアップしています。
SGP炭素鋼鋼管などに施される溶融亜鉛メッキ、家庭用ガス温水機器、ガス常圧貯蔵湯沸、油だき温水ボイラ、石油小形給湯機、石油給湯機付ふろがまなどを規定している規格があります。
■ その他の規格|溶融亜鉛めっき、給湯機、温水機器、温水ボイラ、ふろがま等
以下に各種の配管及び配管部品などに関連して参照される”その他”の規格とその概要をリストアップします。
- JIS H 8641 溶融亜鉛めっき
- 英文(英語名):
Zinc hot dip galvanizings
概要:
素材(鋼材及び鋼材加工品)に防食の目的で施される溶融亜鉛めっきの有効面について。
ただし、連続的に溶融亜鉛メッキされた溶融亜鉛めっき鋼板類、亜鉛めっき鉄線類及び亜鉛めっき鋼線類は除く。
なお、有効面とは、用途のうえで重要な面のことをいう。また、用途のうえで重要でない面とは、例えば、めっき後、切削などの機械加工によって、メッキ皮膜が除去される部分などであるが、具体的には受渡当事者間の協定によって定められるものである。
定義、溶融亜鉛めっきの種類及び記号、一般事項、めっきの品質、試験、検査、表示など。
この規格の引用規格には以下がある。
・JIS H 0401 溶融亜鉛めっき試験方法
・JIS H 2107 亜鉛地金
・JIS Z 0103 防せい防食用語
また、この規格の対応国際規格は以下となる。
・ISO 1461:1999 Hot dip galvanized coatings on fabricated iron and steel articles -- Specifications and test methods - JIS S 2109 家庭用ガス温水機器
- 英文(英語名):
Gas burning water heaters for domestic use
概要:
液化石油ガス又は都市ガスを燃料とする、主として一般家庭用の温水機器として利用される、ガス瞬間湯沸器、ガス貯湯湯沸器、ガスふろがまについて。
区分、性能、構造及び材料一般、試験方法、検査、表示、取扱説明書など。 - JIS S 2116 ガス常圧貯蔵湯沸器
- 英文(英語名):
Water heaters containing water under atmospheric pressure
概要:
液化石油ガス又は都市ガスを燃料とするバーナをもち、表示ガス消費量が42kW以下の主に業務用の湯茶作成に使用するガス常圧貯蔵湯沸器について。
ガス常圧貯蔵湯沸器とは、貯湯槽内にあらかじめ貯えた水を加熱する構造で、湯温に関連してガス通路を開閉することができる機構をもち、貯湯部が大気に開放されており、大気圧を超える圧力のかからない飲用専用の機器をいう。
区分、性能、構造及び材料一般、試験方法、検査、表示、取扱説明書など。 - JIS S 3021 油だき温水ボイラ
- 英文(英語名):
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概要:
灯油、軽油又は重油を燃料とし、使用圧力が0.1MPa以下で、伝熱面積が4m2以下の給湯、暖房などに用いる油だき温水ボイラについて。
種類(燃焼方式による種類、給排気方式による種類、用途別方式による種類、給水方式による種類、加熱方式による種類、ふろがま経由の循環方式による種類)、性能、構造、材料、加工方法、外観、排気筒トップ及び給排気筒、試験方法、検査、表示、取扱説明書など。 - JIS S 3024 石油小形給湯機
- 英文(英語名):
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概要:
灯油、軽油又は重油を燃料とし、燃料消費量が5800g/h以下で、熱交換器容量が30L以下の主として給湯に用いる石油小形給湯器について。
種類(燃焼方式による種類、給排気方式による種類、給水方式による種類、加熱形態による種類)、性能、構造、材料、加工方法、外観、排気筒トップ及び給排気筒、試験方法、検査、表示、取扱説明書など。 - JIS S 3027 石油給湯機付ふろがま
- 英文(英語名):
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概要:
灯油、軽油又は重油を燃料とし、燃料消費量が5800g/h以下で、熱交換器容量が50L以下の給湯機能付きの石油ふろがまについて。
種類(燃焼方式による種類、給排気方式による種類、給水方式による種類、加熱形態による種類、ふろがま経由の循環方式による種類)、性能、構造、材料、加工方法、外観、排気筒トップ及び給排気筒、試験方法、検査、表示、取扱説明書など。
※上記のJISは、JISハンドブック『配管』における配管関連規格のうち、”その他”に分類されるJIS規格です。